ハイパーインフレ対策委員会

日本が大混乱に陥っても、破滅しないために

コアコア教信者は敗北する

ここのところ、インフレーションが日本にも忍び寄っていることは明らかですが、コアコアCPIが依然としてマイナスなので、日本はいまだにデフレーションだと固く信じている(自分に言い聞かせている)方々もいらっしゃいます。 この記事では、なぜコアコアCPIにばかりこだわるのが不適切なのか見ていこうと思います。 まず、コアコアCPIの定義を確認しておきましょう: 物価の平均的な変動を測ることを目的に全国の世帯 […]

住宅ローン金利が決定するまでが怖いときのハイパーインフレ対策法

このブログの読者の一定数は、住宅ローン金利についての記事を検索結果で見つけてくださった方のようです。多くの方が、固定金利の住宅ローンをインフレ対策として活用する方法を模索していらっしゃるということだと思います。 今回の記事では、住宅ローン金利の利率が決定する前に固定金利が暴騰してしまうことを恐れている方のために、対策をご紹介いたします。 フラット35の金利は実行時に決定する さて、インフレ対策をす […]

太陽光発電でハイパーインフレ対策

ハイパーインフレ対策の投資先は金融商品じゃなくてもいい  ハイパーインフレ対策と聞くと真っ先に思い浮かべるのは、外貨預金や金融商品への投資ですが、日本円と連動しない資産であれば、実は投資先はなんでもよいわけです。不動産や耐久消費財の購入、あるいは美容や健康、人的資本への投資などが考えられるでしょう。  先日は以下のようなツイートを目にしました:  矯正の施術料金を一括で前払いすれば、当然その時点で […]

【期間限定】米国口座開設【預金封鎖対策】

2023年4月追記:三菱UFJ銀行のカリフォルニアアカウント・プログラムは、ユニオン・バンクの売却にともなって終了しました。ご留意ください。  今回の記事では、日本で預金封鎖が行われた場合に備えて、今だけできる対策をひとつ紹介いたします。具体的には、三菱UFJ銀行のカリフォルニアアカウント・プログラムでユニオン・バンクの口座を開設して、ドル預金をする方法です。 預金封鎖の歴史と現実性  預金封鎖と […]

ハイパーインフレの始まり方(2):為替相場

 前回の記事で、賃金上昇によってインフレが始まる可能性を説明しました。また、金融政策の手段を失っている日銀は、そのようなインフレが発生しても、指をくわえて見ていることしかできないことは以前述べたとおりです。  今回は、円安によってインフレが進む可能性を見ていきたいと思います。 円安からインフレへの波及経路  円安がインフレにつながるルートは大きく分けてふたつあります。  ひとつはコスト上昇のルート […]

ハイパーインフレの始まり方(1):賃金

 前回までの記事で、日本銀行にも政府にも、今はインフレを抑制する方法がないことを説明しました。  つまり、今は物価がまったく上昇しないから落ち着いているけれども、ひとたび日本でもインフレが始まってしまうと、それを抑えることができずに、ハイパーインフレに陥ってしまう可能性が高いということです。  多くの人は「インフレ自体を日本は何十年も経験していないから、心配する必要がない」と考えているかもしれませ […]

政府にもインフレを抑える力はない

 前回までの記事で、現在の日本銀行の状況では、金融政策によってインフレーションを抑えることは難しいことを説明しました。  このような話をすると「金融政策がないのであれば財政政策がある。もしもインフレになったら政府が財政を引き締めればよいのだ」という議論をする人がいます。これは果たして可能なのでしょうか。 財政政策による物価のコントロール  財政の引き締めでインフレを抑えるというのは一見、理にかなっ […]

日銀にはもはやインフレを抑える力がない(2)

 前回の記事で、現在の日銀は公開市場操作によってインフレを抑えるのが難しいことを説明しました。  今回は、その他の金融政策ツールを使えば日銀がインフレを抑えることができるのか見ていきましょう。 日銀当座預金残高の利息を上げられない理由  日銀には金融政策の手段として、公開市場操作以外にも日銀当座預金の利息を上げ下げすることができます。日銀当座預金とは、金融機関が日本銀行に持っている口座のことです。 […]

日銀にはもはやインフレを抑える力がない(1)

 日本のハイパーインフレが具体的にいつ発生するのか予測することは困難ですが、数十年以内には確実に起こるだろうというのが私の見立てです。今後いくつかの記事で、そもそもなぜ日本がハイパーインフレに陥ると考えられるのか、説明していこうと思います。 ハイパーインフレは天使の顔をしてやってくる  ハイパーインフレと聞くと、札束をボストンバッグで運んで買い物をするような極端なシチュエーションを思い浮かべるかと […]

第二次大戦後のイギリスがハイパーインフレにならなかった理由

 前回の記事で、戦後のイギリスでは比較的高いインフレーションにもかかわらず、金利がそれほど上がらなかったことに言及しました。  この記事では、イギリスが低金利を維持し、財政再建に成功できた理由を見ていきます。  通常は、借金を抱えすぎた国家は次のようなサイクルでハイパーインフレになってしまいます: 1.国債を発行して、政府がお金を使う 2.使ったお金が世の中に出回ってインフレになり、お金の価値が下 […]